人間がへた

誰のためにもならないことだけ書きます。半径三メートルの出来事と、たまに映画と音楽。

「ツイッターバズマシーン下乳」という新しい二つ名が誕生した経緯

男の友人をバイクの後ろに乗せて日帰りツーリングに行った。

帰宅後、一旦わたしの家に荷物を置いて飲みに繰り出そうとしていた折にラインが鳴った。大阪の友人からだった。

「これ黒ずみのことじゃない?」という文章と共にtwitter上のあるツイートのスクショが貼ってある。

内容としては以下のような感じだった。

今日女に突然「ツーリング行こう」と誘われたけど、バイクも免許も持ってないつったら「わたしの後ろだよ」と言われ家に迎えに来てもらい、タンデムで女の子に抱き着きながらツーリング行って今帰ってるんですが今夜抱かれんの?

バイクの後ろ自体初めてだったけど、友達が腹出しTシャツで現れたからバイク乗ってる間ずっと生のお腹とたまに下乳の感触を風と共に味わってたの新しいタイプのセックスかと思いました。

 下のツイートはともかく、上のツイートは確実にわたしのことだった。最初は単純に大阪の友人と、ツーリングに行った男がたまたま友達同士で繋がりがあったのかと思ったのだが、どうも違うらしい。

男に画面を見せて聞いてみた。

要約すると、男のtwitterアカウントは数千人のフォロワーを保有しているそうで、上記のツイートがバズったようだ。その結果、男とは何の繋がりもない大阪の友人のタイムライン上にリツイートか何かで表示され、文中の女がわたしなのでは、と気づいた友人が面白がって送ってきたというわけだ。

その時は「フォロワー数千人てやばくない?」という部分に驚いていたのと、早く焼肉を食べに行きたかったので大してその話題を掘り下げなかった。だが、家に一人になるとやはり気になるもんで件のツイートを見に行った。「何書いてんだこいつ」と思いながらツイートを読んでいると、その最中にもRTやライクの数が毎秒のように上昇する様子がスマホの画面に表示されていた。

この時点で若干恐怖を感じた。自分の手が及ばないところで、匿名ではあるものの自分という人間に言及している発言がネットの、しかもよく燃えるタイプのSNSで拡散され続けている。人間よりもダンゴムシとか苔に近いメンタル生態を持つわたしとしては、頂けない事態である。

と、思ったのだがよくよく考えてみるとわたしもこのブログで散々同期やら友人やらとの出来事を好き勝手に綴っているので、「同じ穴のムジナか…」と考え直した。そして寝た。

しかしまだ続きがある。数人の会社の同期からも「これお前だろ(笑)」と断定するメールが次々と届いたのだ。いやあみなさんさすがに情報のキャッチが早いですね~と感心しながら、別に隠すことでもないので「そうだよ」と返事をしていた。(w←これがいっぱいついた返事が来た)

それはいいのだが、ツイートの内容が内容なので絶対なんかイジられる、と身構えていたら案の定だった。

わたしが過去ブログでも紹介した我が社の王様

notgoodatlive.hatenablog.jp

に至っては、わたしを「下乳」と呼ぶようになった。久しぶりに会ったので「最近仕事が忙しくて大変だわ」と話すと「さすがの下乳もそれは厳しいな」と言っていた。「ツイッターバズマシーン下乳でも厳しいな」と。それにしてもこいつは人に失礼なあだ名しかつけられない病にでも罹患しているのか。

そんなにバズってんのか、と思いツイートを今一度見に行く。つぶやきにレスがいくつか付いていた。twitter民の間で勝手に「彼女」と認定されていたが、別に彼氏ではない。あと何故か「それは好きな男に彼女がいて、失恋のやけくそに付き合えってことですよね…?」と深刻なトーンで返事をしていた人もいたが、別にやけくそでもない。このリプライに至ってはどこからその発想が出てきたのか分からなさすぎる。その想像力は別分野で活かした方が良い。

そういうことがあって、ほぼ仕返しのような心づもりでこのブログを書いている。男はわたしのブログを知らないが、お互い様だし良いでしょう。

男はtwitter上では上述のように書いているが、恐らくどの程度わたしの身体をホールドして良いか躊躇があり、若干腕をわたしの身体から浮かしていた。普通に危ないのでしっかりホールドさせたけれど、当然ながら新しいタイプのセックスではない。もちろん抱いてもいない。そして男とは今週末また焼肉を食べに行く。こいつどんだけ焼肉好きなんだ、とお互いが思っている。ちなみにわたしは今日も焼肉を食べに行く予定がある。焼肉は大好物である。

とりあえず、ツイッター弁慶とブログ弁慶のネット上での殴り合いは、ただただ「不毛」の一言に尽きる。世界ピンフ(平和)を目指したい。