人間がへた

誰のためにもならないことだけ書きます。半径三メートルの出来事と、たまに映画と音楽。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

片田舎のファンキーとモンキーとベイビーは今日も方向性の違いで揉めている

正月に帰省した時、母と話していると父方の祖父の話題になった。近所のおっさんと取っ組み合いの大ゲンカをしたらしい。記憶では祖父はもう80になろうかという年齢だった気がするが、何がどうなればおっさんと齢80間近のジジイが組み合うことになるのか。相…

タバコに火を灯す姿は祈りの所作に似ている

夜に吸うタバコは格別なのだ。喫煙者なら何となく分かってくれる気がしているが、タバコが旨いシチュエーションは、夜・冬・海、この3つである。キリスト教における父・子・精霊の三位一体と同じ図式でこれはもう確立している。天におわすはニコチンモンキー…

ダメンズセンサーは今日も胡蝶の夢を見る

大学の時のアヤという友人が東京に遊びに来るというので、時間を合わせて飲みに行った。互いに近況報告をし合ううちに、アヤの恋人の話になった。わたしの上京前から付き合っていた人とまだ続いていたらしい。 「誰が誰か分からん、久しぶりに会ったから頭ご…

クラスメイトをぶん殴った手で、自分にメールを打つ

冬の時期、居酒屋に行くと壁にズラッとサラリーマン達のコートがかかっている。「サラリーマンの抜け殻だ」と思う。仕事終わりにコートとジャケットを脱いで一介の人間として羽化。真冬でありながら真夏の風物詩を感じることが出来る一つの光景。せいぜい数…